海外の就職活動と日本の就職活動との違いについて

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海外における就職活動への考え方とは?

まずは、世界各国の学生の就職に対する考え方をみていきましょう。当然ながら、日本の就活と海外の就活には大きな違いがあります。その日本の就活と海外の就活の違いを把握すると、今行っている自身の就職活動においても、何か新しいものが見えてくるかもしれません。

では、アメリカやヨーロッパをはじめとする世界各国では、どのような就職活動が行われているのでしょうか?

アメリカにおける就職活動

アメリカにおける就職活動では、経験スキルが特に重要視されます。ですので、学生は、先々の就職を考慮して、インターンシッププログラムに参加し履歴書内でPRする履歴を作るのが一般的です。またインターンシッププログラム内において、会社と学生の双方がお互いを気に入れば、そのまま就職というケースもよく見かけられます。

ヨーロッパにおける就職活動

ヨーロッパでの就職活動では、大学や大学院での専攻を活かせる「職種」を選ぶ傾向にあるようです。また、入社後も同じ職種で勤務し続けるのが向こうの文化で、転職しても前職と同じ職種に就くのが基本のようです。また、ヨーロッパには新卒一括採用の概念がないため、就職浪人がいません。そういった背景から、新卒がメリットにならないヨーロッパ、特にイタリア、ギリシア、フランスあたりでは、卒業後のスキルのない若者に対して就職が非常に厳しくなっています。そのためイギリスなど、就職希望者の将来性を雇用の判断基準としている国に流れる傾向が強いようです。

このように、海外だと、確実に就職活動においては、学生のスキルを必要とする国が多いようです。そのために、学生は自分のスキルを在学中に磨いていくという事を意識しています。

海外の就職活動の特徴とは?

次に国ごとに海外の就職活動の特徴をまとめました。先ほども少し触れましたが、日本の就職活動と海外の就職活動は大きく違うようです。

アメリカの特徴:卒業後すぐに即戦力として働ける準備をする

アメリカの大学生の勉強量は非常に多く、とても日本の学生ほど就職活動に時間をとれないようです。ですので、大学一番最後の学期か卒業後に自分のタイミングで学生が職を探し始めるのが一般的で、アメリカでは基本的に就活シーズンというのはなく、年中通して会社の職には応募できます。

また、高校・大学在学中から夏休みなどを使って積極的に企業で実施される長期のインターンシップに参加します。これは、アカデミックな側面から勉強に励むだけではなく、学んだことを生かして実践的な経験を積むことで、卒業後すぐに即戦力として働けるように準備をする学生が日本に比べて多いです。
韓国の特徴:アメリカと同様で即戦力を重視する

韓国での就活では、新卒採用枠というものもなく、新卒も中途も同じ枠になるようです。欠員補充というケースが多く、すぐに結果を出せる人が優先的に採用される傾向にあります。

韓国での就活で企業は、即戦力を重視しているのです。こういった理由から、やはりアメリカと同様に経験者が優遇されると言えるでしょう。
フィンランドの特徴:自分探しの期間を重視する

フィンランドでの就活事情は、高校を卒業後、そのまま大学に行くのは少数です。フィンランドでは、高校卒業して休憩する期間があり、友達と遊んだりバイトしたり、自分のやりたいことを見つけたりする自由な時間を過ごします。「自分探し」みたいな期間を重んじる人が多いというよりも、そういう文化がある国だということです。

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海外と日本の就活事情における差とは?

最後に海外の就活と日本の就活事情における差をまとめてみたいと思います。日本の就活と海外の就活で、どちらが良いかと言うのを比べても答えは出ないかもしれませんが、日本の就活と海外の就活現状を知ることで何か参考にはなるでしょう。

ましてや、今後もグローバル化が進んでいく中で、海外へと活躍の場を移す人も多いかもしれません。そういった意味でも、日本の就活だけではなく海外の就活を把握しておくのも必要ではないでしょうか。

新卒一括採用は日本の就活特有のもの

日本では、大学を3月に卒業して4月から新入社員としてみんな一斉に働く「新卒一括採用」が一般的です。

しかしアメリカでは、就活に対しての考え方も、日本の就活とは違います。新卒一括採用という考え方は無く、通年採用になっています。
ヨーロッパでは新卒の概念はない

日本の就活とは違い、ヨーロッパでは日本のような新卒の概念はありません。その為に、日本と就職への考え方がまるっきり違う考え方です。

ヨーロッパはじめEU諸国の考え方は、同じ職種で勤務し続けるのが向こうの文化で、転職しても前職と同じ職種に就くのが基本ですし、一般的な考え方です。

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